窓を開ける

今のところ映画の話をしています

映画「トランスフォーマー」シリーズ完走したので褒めて(?)

※まずは「トランスフォーマー」5作の話をするよ!

いや~~~~

いや~~~~~~~

マイケル・ベイ監督の体力は底無しか?????

あ、「トランスフォーマー」シリーズ大好きな方は回れ右でお願いします...。いきなり読者を選ぶなよとは思うけど自分用の覚え書きなのでね…仕方ないね…。

 

 いや好きなところも結構あるんですよ、「ロストエイジ」とかさ、恐竜トランスフォームと香港アクション楽しかったよね~~そんなん両方入れたらそりゃあ165分かかるよね…バカじゃないの…。

ロボットに関しては、「ダークサイド・ムーン」のでっかい蛇みたいなやつと「ロストエイジ」の恐竜チームが気に入りました。動物っぽい動き+メカニックって割と工夫のしどころがあるというか、動きとか変身のシーケンスとかが凝ってて良かったですね。まあ意味はまったく分かりませんでしたが。ていうかあの蛇のためだけにチェルノブイリを浪費するなよ!!!それこそ陰謀論つながりで(?)バミューダトライアングルとかで良かったじゃん…。

 音楽は「ロストエイジ」が割と良かったです。「ロストエイジ」は中国ロケにお金と手間がかかってそうなところがまた良いですね、と思ったら米中合作なんですねなるほど。中国側の開発責任者の女性がメイクのせいか竹内結子にちょっと似てて、舞台が香港なので「コンフィデンスマンJP ロマンス編」を思い出してちょっとしんみりしました。

こうして書いてみると「ロストエイジ」わりと気に入ってますね。まあジャック・レイナーが都合よく出てきてラッキー感あったからね。やったね。上映時間があと40分短かったらたぶんもっと好きだったよ!!!!

ちなみにシリーズ各作品の上映時間は下記の通り。

トランスフォーマー」143分
トランスフォーマー/リベンジ」153分
トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン」154分
トランスフォーマー/ロストエイジ」165分
トランスフォーマー/最後の騎士王」149分

 …な・が・い!!!中途半端な人間ドラマやめたらあと25分は短くできる!!!

 

「最後の騎士王」は初見ではオプティマスの役柄が分かりにくいという感想があったらしいんですが、大丈夫、シリーズぜんぶ続けて観てても混乱したから(大丈夫ではない)。ロボットだと演技がつけにくいのかな?とか思ったけどよく考えたらフルCGなんだからカメラワークとかライティングとか色調とかでもっと頑張れるな???

あと「ロストエイジ」も「最後の騎士王」も全然活かせてない組織とか設定がいっぱいあったよね???「墓場の風(Cemetery Wind)」とか名前もビジュアルもめちゃかっこいいのに、何が何だか分からないうちに解散していた(そんなことある???)。

それから毎回いい感じのタイミングで出てくる"古い"ロボットたち何なの。え、前作でどこにいた??ってなってこっちが忘れてるかと思ってウィキペディアと首っ引きよ。いかにも古株みたいな感じで出てきてすぐ退場するのやめて欲しいわまったくもう。まあ「最後の騎士王」の釈放ロボットたち、ちゃんと紹介されたのに瞬殺されたのは笑ったけどさ。覚えようとした努力を返せよ!!てなりましたね。

何のために戦ってるのかとか誰と誰が戦ってるのかとか、何もわからんまま最終決戦になだれ込むのが本シリーズのお約束なんですかね(そんな馬鹿な)。

ヒロインの白い服は絶対に汚れないしな。まあ「ジュラシック・ワールド」のハイヒールみたいなもんか…いやあれは許せたけどな...割とそういうの気にならない適当な観客だと自負しているんですが、あまりに真っ白なままなので自分の中の基準を揺るがす事態に発展。ついでに思ったのは、キスシーン入れないと終われないのかスピルバーグ!?!?(「レディ・プレイヤー1」でもやってたね)ていう。なんのお約束(?)なんだ...。

 

さて、あまりにぼんやり観ていたので三作目でようやく気付いたのですが、オプティマス・プライムはアメリカの「良き自画像」なんですね。アベンジャーズが途中でボロボロになって分裂したのと本シリーズのオプティマス・プライムの歩みは呼応してるけどこっちのほうがより露骨。「アイアンマン」の一作目から考えるとほぼ同じ時代を映しているシリーズ同士なんだなということに、通して観て気付きました。なるほど。

「自由はすべての生き物が持つ権利(Freedom is the right of all sentient beings.)」っていう台詞、よく考えたらアメリカの建国の理念そのものだったね。一作目から言ってたね。

ただトニー・スタークと違って、オプティマス・プライムは人間に対しては圧倒的に強者なんですよね。なんか毎回ピンチっぽくなってるけど気付いたら復活してラスボスを一刀両断しているという。「トランスフォーマー」シリーズがちょっと行き詰まったの、そのあたりにも原因がありそうな気がする。いや明らかに他にもあるけども。

それで建国の物語に戻ってみたのが「バンブルビー」だったのかな、と思いました。

 

※ようやく「バンブルビー」にたどりついたよ!

いやー、トラヴィス・ナイト監督さすがだね!!貴種流離譚で、人外と少女の交流と共闘で、ちょっとレトロなデザインのロボットたちの独創的なガジェット感とか、無機物の動きの繊細な演出とか、もう独断場ですな!!!ひゅ~!(良すぎてあまり言うことがない)

ていうかいきなり名作ジュブナイルの趣きになりましたね。「KUBO/クボ 二本の弦の秘密」も良かったし、安定感のある作風で良いですね。

あとロボットのデザインも(登場数を絞ってあるとはいえ)シリーズ全体の世界観を壊さない程度には踏襲しつつ、キャラクターが分かりやすくなっていて見ていて混乱しない。しかも、顔のパーツが多い悪役より、シンプルなパーツ構成のバンブルビーのほうが表情豊かに見えるの、デザインと演出と脚本の作りこみの成果って感じがして素晴らしいですね。

 「トランスフォーマー」に苦手意識がある人も、「バンブルビー」だけは観ておいて損はないのではと思います(過去の自分へ)。まあ別物です。

 

ということで「トランスフォーマー」シリーズ完走記念日記でした!長いよ!!いや「ロストエイジ」よりはマシだけど!!!

 

追伸:毎回「日本」に目配せしてくれるの、プロデューサーだか監督だか知らんがやさしいね…義理堅いね…ありがとうね…。 

では!!!!