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今のところ映画の話をしています

映画鑑賞リテラシー育成計画

「育成」するからには、今現在、無いんですよ、リテラシー

去年と一昨年でアベンジャーズシリーズ全作品を追いかけて、それが本当に楽しくて、いろんな人のレビュー記事や考察を読み漁って、俳優さんのインタビューやそれまでのキャリアに触れ、「もっと映画見たいな!」としみじみ思いました。

アベンジャーズ以外だと、中高生の頃から振り返っても映画館・テレビ合わせて年に数本くらい、話題作を見ていたくらいなので監督の名前も知らない。スピルバーグ宮崎駿くらいですね、名前と作品が一致していたの。

ということで立案しました、映画鑑賞リテラシー育成計画。

たいした計画ではありません、毎日、映画を1本みるだけです。それだけ。ただし、見る映画を選ぶ基準を設けました。

まず、ここ30年くらいで公開された映画に絞る。それ以前の作品となると、今のリテラシーレベルでは楽しめない可能性が高い、、、服を買いに行く服が無い、みたいな。そのうえで、以下の三つの条件いずれかに当てはまる作品を見ていくことにした。

1.オスカーやカンヌでなにかの賞を獲っていて、比較的高い評価が確定している作品。

2.賞レースにはあまり縁が無いが、すごくヒットし、ファンも多い作品。例:ワイルドスピードシリーズ

3.一般的な知名度はそこそこだけど、信頼できる映画レビュワーが偏愛している作品。例:ヒックとドラゴン

この3条件を考えたのは、日々の限られた時間を割くからには「面白かった~」と思いたい、しかし自分では選べない(なぜならリテラシーが無いから)、そして自分の好みはとりあえず棚上げしたい、という制約をクリアしつつ一定のクオリティを確保するため。また、この条件をクリアする作品は、近年の映画レビューなどで取り上げられる機会が多く、作品それぞれの理解を深める機会が多そうだから。

自分で選ぶと偏る可能性があるので、地上波テレビやNHKBSなどで上の条件に当てはまる作品が放映される場合は積極的に視聴する。また、なぜかわりと良いラインナップでいろいろ見れるGAO!の無料動画も活用する。

という方針で進めさせていただきます。

ここ数年、同世代のレビュワーが様々な媒体で活躍していて、自分と同じようなドラマやアニメや漫画を見てきた人たちが、ものすごいしっかりした価値観を持って、素敵な映画をたくさん勧めてくれて、それを見聞きするのが好きです。この人が勧めるなら見てみたいなーと思わせてくれ、実際に見たらやっぱりすごく良くて、解像度の高いレビューを読んで感心して、自分なりにいろいろ考えて、というすべてのプロセスをひっくるめて映画鑑賞体験だな、と思いました。

ちょっと難しい作品や、古典も楽しめるようになるといいな、という期待を込めて、このセリフで締めます。

映画って、本当にいいものですね!