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今のところ映画の話をしています

映画「シンプル・フェイバー」を観てポール・フェイグ監督のオシャレセンスに恋をする

センスの欠片も無いタイトルなのは申し訳ないっ!!(土下座)

ポール・フェイグ監督作品の好きなところ
・コメディ映画でも俳優をちゃんと美しく撮る
・時事ネタギャグを恐れない
・女性に対する理解が深いうえにポジティブ(たぶん本人めっちゃモテる)
・小物やセットや衣装がオシャレでかわいい(本人もオシャレでかわいい)
・(たぶん)俳優が演じる環境を整えるのにこだわってて、その結果良い演技を引き出してる
・上記のすべてに妥協しない
・その結果、観たら元気出る!!

ということで以下の長文は蛇足です!

SPY/スパイ」、2016年版「ゴーストバスターズ」、「シンプル・フェイバー」の話をしていますが、そして致命的なネタバレはしてないつもりですが、観てない人は観たほうがいいよ!!!(というようなことを長々と書いています)

いとしの〈ロッテン(腐った)〉映画たち 映画批評サイト「Rotten Tomatoes」がおすすめ|書籍|竹書房 -TAKESHOBO-

ポール・フェイグ監督、いいですよね!!こんな↑タイトルの本(失礼!)に序文を書いてる時点で、「映画好きの映画人」なんだろーなーってニコニコしちゃいますね~!!

実はですね、わたくし、2016年のリブート版「ゴーストバスターズ」、大好きなんですよ(もったいぶるほどのことではない)。とにかく俳優の皆さんが楽しそうで、ガジェットや屋内セットのセンスが良くて、時事ネタギャグの連打を恐れず、キッチュで、レトロで、こんなカワイイ映画、嫌いな人おる???て観ながら真剣に考えていたものです(中華弁当のテイクアウト美味そう~~!!て思いながらな!)。アメリカでは主演メンバーの俳優が酷いバッシングを受けたり、製作陣へも不当な圧力がかかっていたみたいですが、そいつら絶対この映画みてないよな(まあ企画の時点で色々あったらしいですね)。

個人的にはオリジナル版に思い入れが無いので、そのせいもあるのかなーとは思いますね。もちろん、平成の初期に地上波テレビで放送していたやつをビデオに(ビデオに!)録画して何回も観ましたよ、ええ。モンスターのビジュアルとかはもう昭和生まれの必修科目ですからね。でもうだつの上がらないオジサンたちが大騒ぎする映画が小学生にとってものすごく面白いかというと、うーん、「天使にラブソングを…」のほうが好きかな!あと「バック・トゥ・ザ・フューチャー」!

 何の話だっけ、ポール・フェイグ監督の話だよ!

それで2016年版「ゴーストバスターズ」がすごい気に入ったので、前作「SPY/スパイ」をレンタルで観たのですが、これがまた面白いじゃん!ていうね。CIAみたいな諜報機関の事務方で働くメリッサ・マッカーシーが、なぜか前線に出る羽目になるっていう粗筋だけで面白そうなんですが、本当に面白かった!(今調べたら、ゴールデングローブ賞作品賞ノミネートじゃん...そりゃおもしれぇわ)

アクション・コメディなのでもちろんギャグシーン満載なのですが、ちゃんとスパイ映画らしいスタイリッシュさを堪能できるんですよね~。なおこの映画でジェイソン・ステイサムのことだいぶ好きになりました。主演映画ではいつも渋い顔してつらそうな(or怒ってる)のに、この映画ではめっちゃ生き生きとポンコツ役(ただし超セクシー)を演じてて良かったです。「ワイルド・スピード SKY MISSION」とどっちを先に撮ったんだろう、あのステイサムも良かったけど、ちょっと勿体なかったから「SPY」の勝ちだな(なにが)。

いずれにせよですね、この二本を観て、おお、ブレないタイプの監督だ、と思ったわけです。「ゴーストバスターズ」でさえ自分の作品にしてしまうタイプですね。ていうか「ゴーストバスターズ」の続編をつくろう!→やっぱ女性メンバー入れなきゃ!→女性メインのコメディといえばポール・フェイグ!ってなったの天才(知らんけど)。

それで最近になってようやく「ゴーストバスターズ」の次作、「シンプル・フェイバー」を観れて、やっぱ監督のセンス好きだ―!!となったのでした。

いや作品紹介を読んだ時点ではサスペンス・スリラー??え??ってなったのですが、まぎれもなくポール・フェイグ監督作品でしたね!しかし基本プロットは確かによくできたミステリー・ノワールなので(原作あり)、なんでこれポール・フェイグ監督が起用されたんでしょうね???

なんていうか、女性メインのミステリーで、主役級の女性キャラ全員を友だちの友だちくらいにいそうな感じの人、として演出するのすごい新鮮だったです。得体のしれない隣人、とか酷薄そうな美女、とか親切だけど間抜けな友人、とかそういうのではなく、ただ、ああ、そういう女の人っておるよね、ちょっと変わってるけど友達にいたら楽しいよね、みたいな感じの人として最後まで描ききるのすごい。ミステリーとしての仕掛けとか捻りもあるんだけど、明らかに二人の主演俳優の、知り合いにいそうな感じ、が展開の読めなさをブーストしている。

あとは当然ながら、主演二人の対照的なファッションが見どころでしたね!めちゃくちゃかわいいアナ・ケンドリック VS 超スタイリッシュなブレイク・ライヴリー。眼福だったわ~~。最初から最後までオシャレだったわ~~。

ということで、この素材(サスペンス)をこう撮るのか!っていう驚きとともに改めてポール・フェイグ監督いいな、って思ったのです。ちなみにサスペンスなんだけど観終わった後はちゃんと元気出る仕様なので!さすがだ!

"ポール・フェイグ"で画像検索したら出てくるけど、とにかくオシャレで楽しそうなんよね~素敵だわ~~映画の雰囲気そのままですよ、作品じゃなくて本人のファンになってしまいそうですね(別にいいのでは)。撮影のメイキングとかもめっちゃ雰囲気いいんよね。やっぱり自らの俳優としてのキャリアとか経験を踏まえて、そういう現場にしようとしてるんだろうか。その辺はよく知らないですけど(知らんのかい)。

まあそういう訳でですね、これからもポール・フェイグ監督、推していこうと思います。

では!!!!